- 2009年1月10日 17:00
- 映画
生きる(1952年 日本)
→★★★★★
Amazon.co.jpより
無気力な日々を過ごしてきた公務員の渡辺(志村喬)は、ガンで後半年の命と知らされ、恐れおののき、嘆き悲しんだ末、市役所に懇願する人々の願にこたえて公園を作ろうと努力していく…。 黒澤明監督が、人間の尊厳を高らかにうたい上げたヒューマン・ドラマの傑作。そこにはどんな者であれ、人はここまで高められるのだという希望と同時に、ルーティンワークに甘んじる体制社会、およびそこに安住する人々への痛烈な批判も込められている。黒澤映画のいぶし銀、志村喬の代表作。自由奔放にふるまう部下のとよ(小田切みき)との交流の数々もせつなく印象的だ。後半、いきなり主人公の葬式シーンへと飛躍し、周囲の者が彼について回想し始めていくという構成も、実に大胆かつ秀逸。最期に主人公が公園で歌う流行歌『ゴンドラの歌』は、本作の功績によって今ではスタンダードな名曲として讃えられている。(的田也寸志)
これは傑作。
この映画で感じたのはいろいろとあるけれど、一番は「人はいつでも何をしていても、生きている実感を得ることができる」ということ。
あと、話の流れから考えると、公園を作ったのは住民の願いからではなく、何かを作りたかったという一心からだと思う。活気のある元同僚が工場での仕事を「作るの楽しいわよ」と主人公に言っていたし、"誰かのため"に動く人物とは思えない。
長年息子のためにしてきたことは報われず、余命半年で自分のためにしたことが人に評価されるのって、なんだか不思議だなと思った。
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